2023.07.04
「人生会議」の絵本
~クラウドファンディングについて(最終報告)~
プロジェクト成立のお礼
2023年5月8日からスタートした本プロジェクトですが、
総額3,220,000円、総勢232名という大変多くの方々からご寄附を頂きましたことに、チーム大津京一同、心より感謝申し上げるとともに、皆様のご期待を改めて感じているところでございます。

今回のプロジェクトは、絵本の販売にとどまらず、ダウンロードツールを利用した全国各地で気軽に行える「人生会議(advance care planning:ACP)」の普及啓発です。

絵本の出版に向けて、多くの方々からご寄附と温かいお言葉を頂いたことで、我々も背中を押され、今後も、「人生会議啓発プロジェクト」に確信をもって臨んでいくことができます。

全国各地で当たり前のように人生会議ができる社会を目指して、その手助けとなる絵本「サイ五郎さんちの人生会議」へのご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。

チーム大津京代表 西山順博

2023.05.25
「人生会議」の絵本
~クラウドファンディングについて(続報)~
セカンドステージへのご支援と拡散のお願い
セカンドゴールは、350万円を目標としております。今回のプロジェクトは、絵本の販売にとどまらず、ダウンロードツールを利用した全国各地で気軽に行える「人生会議(advance care planning:ACP)」の普及啓発です。

全国各地で当たり前のように人生会議ができる社会を目指して、その手助けとなる絵本「サイ五郎さんちの人生会議」へのご寄附をどうぞよろしくお願いいたします。

SNSでシェアや拡散いただけますと嬉しいです!
どうぞご支援よろしくおねがいします。

https://readyfor.jp/projects/saigorosanchi




2023.05.22
「人生会議」の絵本
~クラウドファンディングについて(続報)~
ファーストゴール達成のお礼
2023年5月8日からスタートした本プロジェクトですが、5月20日にファーストゴールの目標金額であった120万円を達成することができました。総勢101名という大変多くの方々からご寄附を頂きましたことに、チーム大津京一同心より感謝申し上げるとともに、皆様のご期待を改めて感じているところでございます。
今回、絵本の出版に向けて、多くの方々からご寄附と温かいお言葉を頂いたことで、我々も背中を押され、セカンドステージに確信をもって臨んでいくことができます。



2023.05.08
「人生会議」の絵本 ~クラウドファンディングについて~
チーム大津京の願いは、自分らしい最期を迎えるための絵本『サイ五郎さんちの人生会議』をたくさんの方に読んでいただき、ツールを使って日本各地で「人生会議」が開催されることを望んでいます。
2023年5月8日よりREADYFORさんで、クラウドファンディングにチャレンジさせて頂きます。
出版資金へのご支援と、情報の拡散にご協力ください。

https://readyfor.jp/projects/saigorosanchi




2023.05.02
「人生会議」の絵本の出版にむけて


2023.03.27
「人生会議」についてご紹介

人生会議に役立つ絵本等の情報を随時ご紹介いたします。
是非ご覧下さい。


2019.04.19
おおつ在宅療養応援団の動画のご紹介

おおつ在宅療養応援団の動画をご紹介いたします。
是非ご覧下さい。

2016年9月25日(日)
おおつ在宅療養応援団 シリーズ第1弾
「知ってほしい・・・在宅で看取ること」


2019年2月23日(土)
おおつ在宅療養応援団 シリーズ第2弾
「安心してください! しっかり支えます!! ~認知症の方が住みやすい大津に~」

2016年9月25日(日) おおつ在宅療養応援団 シリーズ第1弾

「知ってほしい・・・在宅で看取ること」

2019年2月23日(土) おおつ在宅療養応援団 シリーズ第2弾

「安心してください! しっかり支えます!! ~認知症の方が住みやすい大津に~」



2018.12.03
お知らせ

新しく「在宅でも活用できる“栄養アセスメントシート”」がダウンロードできるようになりました。
ご利用下さい。

在宅でも活用できる“栄養アセスメントシート



2016.06.08
【広報活動報告】

第58回日本老年医学学会学術集会が開催され、 「 かかりつけ医が、外来診療と在宅訪問診療の二足のわらじを履くために必須となる『在宅療養サポートチーム』 」と題して講演を行いました。

第58回日本老年医学会学術集会ポスター





2016.06.01
【在宅コーナーのご紹介】

大津市医師会誌に掲載中の在宅コーナーをご紹介します。


■大津エリア
「大津市の在宅医療あれこれ」
大津市医師会在宅療養推進部
部長 井 上 文 彦

■和邇エリア
「大津市北部地域における在宅医療について」
大津市医師会在宅療養推進部
和邇エリア・ブロックリーダー
上 川 龍 彦(1組、小松診療所)

■堅田エリア
「あんしんネット堅田」について
大津市医師会在宅療養推進部員
北ブロック長 小 泉  武(2組)

■比叡エリア
『ひえい在宅療養応援団』について
大津市医師会在宅療養推進部員
比叡ブロック 口 出 将 司

■中エリア
『在宅療養サポートチーム(hST)で支える在宅医療』
~多職種連携に加え、同職種の連携と協同が急務~

大津市医師会 在宅療養推進部
医療法人西山医院 西 山 順 博

■膳所エリア
新生「チーム膳所・石山」結成!
~「顔の見える関係」作りに向けて~

大津市医師会 在宅療養推進部
膳所エリア 浜 本  徹(浜本内科医院)

■南エリア
大津南地域の在宅医療を支えるチームを目指して
「チーム洗堰」の活動

大津市医師会 在宅療養推進部
南エリア 遠 藤  徹(医療法人さんらく会 遠藤クリニック)

■瀬田エリア
大津市瀬田地域の在宅療養推進支援チーム
「チーム勢多」について

大津市医師会 在宅療養推進部 
瀬田エリア 大 森 聖 一(医療法人レイクサイドクリニック)

■大津市歯科医師会
「口腔ケアと心のケア」
大津市歯科医師会  光 吉  平


2014.07.15
【広報活動報告】

在宅医療関係者会(かんしゃ会)が開催され、
「『おうみ在宅療養連携シート』構想 『在宅療養サポートチーム(hST)』構想の実際」と題してプレゼンを行いました。


平成26年7月8日(火)大津市民病院9階会議室にて在宅医療関係者会(かんしゃ会)が開催され、「『おうみ在宅療養連携シート』構想 『在宅療養サポートチーム(hST)』構想の実際」と題してプレゼンを行いました。
その内容をPDFでご紹介します。

~むすびの和の理念を伝授していただき、産声をあげた「おうみ在宅療養連携シート」は、早いもので、1歳半になりました。

大津市医師会では、 病診連携のために後方連携に重きを置き疾患別の『大津市地域連携パス』を稼働。
昨年より、在宅療養に関わる全てのスタッフが同じ理念で活動できるように、理念『こころの平安』を作成しました。
『おうみ在宅療養連携シート』が医療職と介護・福祉職のための鎹(かすがい)になってくれると確信しています。
最期まで、『いのちのスープ』がいただける口腔内環境・摂食嚥下機能の維持には、『在宅療養サポートチーム(hST)』 が欠かせないと思っています。
大津市のでは、住民の皆さんに安心して老後を過ごしていただけるように、 そんなチームがドンドン決起されていきます!!

大津市医師会 学術部副部長
在宅療養推進委員会 委員
医療法人 西山医院
西山順博

詳細は、「『おうみ在宅療養連携シート』構想 『在宅療養サポートチーム(hST)』構想の実際」(PDF)をご覧下さい。



2014.03.05
お知らせ

在宅療養研修会が開催されます!

「地域包括ケアと多職種連携」と題して、
平成26年3月20日(木)午後6時30分~ピアザ淡海大会議室(大津市におの浜1-1-20)で開催されます。
講師は、医療法人社団裕和会 長尾クリニック院長の長尾和宏先生です。
参加費は無料です。参加を希望されるかたは、琵琶湖中央病院地域連携室宛(FAX077-526-2200)までお申し込みください。
多数の方のご参加をお待ちいたしております。

主催:琵琶湖中央病院 後援:大津市医師会

→こちらの申し込み用紙がご利用できます。



2013.10.22
お知らせ

関係者会議を取材していただき、看護協会の雑誌(アンフィニ)に我々の活動が取り上げられました。
ご一読ください。

出典:日本看護連盟の機関誌 アンフィニ平成25年10月号(作成:メディバンクス)

西山順博



2013.10.21
10月20日のFM滋賀

Are you ready? ~生き生きエンディングのススメ。

チーム大津京の 管理栄養士 清水満里子さんが出演されました!
是非ご覧下さい。

http://areyouready.e-radio.jp/



2013.09.12
ご案内

■口腔ケアとやさしい介護食セミナーのご案内■

日 時: 平成25年10月19日(土) 13 : 30 ~16 : 30

場 所: 滋賀短期大学 調理実習室※ 詳細はPDFをご参照ください。

参加費: 無 料

持ち物: エプロン、三角巾、手ふきタオル、筆記用具など

定 員: 40 名(先着順)

車椅子でお越しいただくこともできます。調理が困難な方は試食だけでも参加可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
参加方法: 事前申し込みが必要です。PDFをご覧ください。

締め切り 10月9 日(水)15:00
主 催:京滋摂食・嚥下を考える会 共 催:学校法人純美禮学園 滋賀短期大学

後 援:大津市医師会、滋賀県歯科医師会、滋賀県歯科衛生士会、滋賀県栄養士会

協 力:株式会社ヘルシーネットワーク、イーエヌ大塚製薬株式会社、キッセイ薬品工業株式会社、和光堂株式会社
(株)クリニコ、ネスレ日本ニュートリションカンパニー、ニュートリー株式会社

13:00~13:30 受付開始
13:30~13:50 京滋摂食・嚥下を考える会の活動と「摂食・嚥下連絡票」の紹介
13:50~14:30
(第1部)口腔ケアのご講演
「いつまでも美味しく食べるために・・・」

講師 大津市民病院
歯科衛生士 山本 伸子先生

14:40~16:00
(第2部)介護食の調理実習
「噛みづらい食材で作るやさしい介護食~食物繊維たっぷりレシピ~」
講師 京滋摂食・嚥下を考える会 管理栄養士

(メニュー)
海老の天ぷらムース・ごぼうときのこの食べるスープ
さつまいも羊羹・やわらかおはぎ
16:00~16:30 実習メニューおよび「あいーと」※の試食

※「人生が変わる1分間の深イイ話(日本テレビ)」でも紹介された凍結含浸法という技術を利用した、新しい画期的な介護食です
情報提供・あとかたづけいつまでも口から美味しく食べられるための口腔ケアのポイントを学び、私たちと一緒に、食べる人にも作る人にもやさしい介護食メニューを作ってみませんか。
医療関係・介護関係の方だけでなく、高齢者の口腔ケアと食の支援に関心のある方なら一般の方のどなたでも申込みいただけます。みなさまのご参加をお待ちしております。
※このセミナーは滋賀県介護予防推進事業の「介護予防交付金」を受け、高齢者の要介護度の重症化予防を目的として開催します。

【お問い合わせ先】
(セミナーに関してのお問い合わせ)
京滋摂食・嚥下を考える会滋賀支部
南草津病院 管理栄養士 高嶋典子
電話:077(562)0724(代)

(お申し込み・欠席のご連絡窓口担当)
株式会社ヘルシーネットワーク 四井(よつい)
携帯: 090-9002-7989
E-mail : yotsui@healthy-food.co.jp

※詳細のPDFファイルはこちら


2013.09.12
お知らせ

新しく「京滋摂食嚥下を考える会」をリンクさせていただきました。
ご利用下さい。

http://keijienge.web.fc2.com/



2013.08.21
【ラジオ放送のご紹介】

E-radioサイトのAre you ready? ~生き生きエンディングのススメ~をご紹介します。

大津市医師会員の福田章典先生、西山順博先生が登場されます。

是非ご覧下さい。

http://areyouready.e-radio.jp/



2013.05.21
【広報活動報告】

第5回日本静脈経腸栄養学会
首都圏支部会学術集会ランチョンセミナー

日時 平成25年5月18日(土) 12:10~13:10
会場 藤沢市民会館 第2会場(第1展示集会ホール)

医療職と介護・福祉職が連携してこそ、真の在宅NSTが始まる
~4歳になった『大津市PEG地域連携パス』と産声をあげた『おうみ在宅療養連携シート』~
座長 財団法人同友会 藤沢湘南台病院 副院長深野 史靖 先生
演者 医療法人 西山医院 院長 西山 順博 先生

詳細は、第5回日本静脈経腸栄養学会首都圏支部会学術集会
及び第5回JSPEN首都圏スライド(配布資料)をご覧下さい。



2013.05.14
お知らせ

第1回「おうみ在宅療養連携シートを使ってみよう」の会ご案内
(多職種でのグループワーク ・症例検討会)
日 時:平成25年6月16日㈰ 午前10時30分~午後3時00分
場 所:明日都浜大津5Fふれあいプラザ 中会議室


滋賀県医師会在宅療養推進システム講習会
日 時:平成25年6月16日㈰ 午後3時30分~午後4時30分
場 所:明日都浜大津5Fふれあいプラザ 中会議室
(当講習会の参加者は、「システム利用に係る研修会を受講した者」として利用者ID・PWの申請をすることができます。)

主催 おうみ在宅医療ケアメーリングリスト有志
協賛 大津市医師会(在宅療養推進委員会)
参加費用 無料
参加方法 事前申込が必要です。
① 所属 ②名前 ③連絡先 を FAX 536-5531 ほんだクリニックまで

→こちらの申し込み用紙がご利用できます。



2013.05.01
ホームページができました!

おうみ在宅療養連携シート「こころの平安」のWebができました!
今まで大津市医師会のホームページから連携シート等のファイルをダウンロードしていただきましたが、こちらからもダウンロードできるようになりました。


◆在宅医療研修会
在宅医療研修会のご案内
日 時  平成25年2月2日㈯ 午後2時~4時
会 場  大津プリンスホテル「淡海」
座 長  大津市医師会 高齢者保健部副部長 井上 文彦先生
演 題  『こんな地域で暮らしたい―佐久総合病院の活動より―』
講 師  佐久総合病院(長野県佐久市臼田197)
     副診療部長・地域ケア科医長 北澤 彰浩先生
日本医師会生涯教育カリキュラムコード(CC):
12「保健活動」・13「地域医療」・14「医療と福祉の連携」・80「在宅医療」
日本医師会生涯教育講座認定単位:2単位
主 催  大津市医師会
詳しくはこちらをご覧下さい。

◆在宅療養支援研修会
日 時  平成25年1月12日㈯ 午後2時~4時
会 場  琵琶湖ホテル「ローズ」
演 題  大津市医師会在宅療養推進委員会の提案する在宅療養の理念と
    『おうみ在宅療養連携シート』の提示
演 者  大津市医師会 在宅療養推進委員会委員 西山 順博先生
〈特別講演〉
座 長  大津市医師会 在宅療養推進委員会委員 西山 順博先生
演 題  『多職種連携に必要な地域連携シート
               ~むすびの和の理念と実際~』
講 師  岡山プライマリ・ケア学会 会長 宮原 伸二先生
日本医師会生涯教育カリキュラムコード(CC):
5「医師-患者関係とコミュニケーション」・10「チーム医療」・
13「地域医療」・14「医療と福祉の連携」
日本医師会生涯教育講座認定単位:2単位
主 催  大津市医師会
詳しくはこちらをご覧下さい。

 

◆第2回在宅療養推進委員会
日 時 平成25年1月8日(火)午後2時~4時
場 所 大津市医師会会議室

 

◆第1回在宅療養推進委員会
日 時 平成24年11月27日(火)午後2時~4時
場 所 大津市医師会会議室


チーム大津京からの発信
通常バージョン 要約バージョン
経緯

 平成24年3月の三者会で、訪問看護師さんより、患者さん(利用者さん)の多職種で共有できるシートがあればよいのではという意見が上がりました。わたしが、たたき台になるものを考えますと、宿題を持ち帰りました。最初から独自のものを作成するのは動力もいります。また、大津市には脳卒中の地域連携パスで使うことになっている。生きいき手帳があるにはあるものの運用されていないこともあり、良いものがないかと探していたところ、岡山プライマリ・ケア学会が作成されたものがよいと思いました。そこで、恥を忍んで岡山プライマリ・ケア学会に大津市で流用させていただけないかと連絡しましたところ、宮原伸二会長より直々にご快諾いただきました。そして、5月の三者会で『むすびの和連携シート』を提示しました。

 その際に、岡山から送っていただいたのが、『むすびの和の理念』でした。連携シートもさることながら、この理念書にも感銘を受け、連携シートを多職種で利用するためには同じ理念を持つことが必要なのだと考えました。そこで、同時期より始まったおうみ大津在宅医療メーリングリスト(ML:管理者:本多和彦先生)で皆様に意見をいただきながら、大津市バージョンに試行錯誤を重ねていきました。

 このシートの肝は患者さん(利用者さん)の医療・看護・介護・福祉の情報が1枚でわかること。終末期医療に関する思い(尊厳死・平穏死・延命的なこと)も組み込みました。2枚目は携わっている医療・福祉関係者のTEL・FAXが一覧できる連絡表と、各々の意見を記入できるものです。

 平成24年9月の部長会にてプレゼンテーションさせていただき、10月に大津市医師会在宅療養推進委員会を設置いただき、その中でも議論を重ね大津市医師会の提案する理念『こころの平安』と『おうみ在宅療養連携シート』が完成しました(平成25年1月17日)。

 近い将来、我々開業医が在宅医療のしっかりとした受け皿にならなければ病院や施設は飽和してしまうことは明らかです。その中で、私のような新米開業医は医療のことしかわからず、介護のことはわからないことばかり、在宅医療は在宅療養の中ではほんの一部であり、在宅療養は基本的には患者さん(利用者さん)に近い、ケアマネジャーにかじ取りをしてもらったほうがうまくいくと思っています。



【理念『こころの平安』について】

 理念『こころの平安』には、『おうみ在宅療養連携シート』を利用していただくうえで、多職種が心を一つにするための理念が書かれています。

 『人は誰でも生まれた時から、生活の延長線上にある死へ向かって歩いている。そしてより良く生き、最期には苦痛のないことを多くの人が望んでいる。その過程の中で、病気や障害を持つ人は多い。治せるものなら治すことも必要。その場合は、医療の力が大きい。しかし、治療としての医療的対応は、人の「生きている」姿を見せるだけでなく、生命を守る力とともに、生活者の姿がどれだけみえているかが大切である。』

 『人は死ぬために生きているのではない。人には「こころ」があり、感情がある。死へ向かいながらも、幸せと思える日が一日でも長いことを願っている。そのこころ(願いや想い)を知ることが最も重要である。そのこころを摑むためには、本人の表面的な状況だけでは全てを知ることはできない。

 「生きていく」つまり、QOL(生活の質・生命の質)の高い生活を維持することは、本人の希望を取り入れ、医療介護などの専門者や地域の支えが相互に関わることによって、初めて保障される。それが本来のチームケアの姿である。』と書かれています。

 『おうみ在宅療養連携シート』を作成する目的は、利用者さんのQOLの向上にあります。それゆえ疾患別の地域連携パスではなく、すべての疾患や状態に対応しています。利用者さんや家族の「思いや願い」を明らかにして、医療と福祉を結ぶための連携シートです。医療者は介護・福祉従事者に、介護・福祉従事者は医療者に耳を傾ける必要があります。

 理念『こころの平安』はICF(国際生活機能分類)の理念を基盤にしています。今までのように、機能障害があるからリハビリテーションで能力を回復して、さらに、社会的不利を軽減するといった一方向的な流れではなく、社会参加をすることが、家やその周辺での活動を活発にする。さらに、機能を回復することもあるという双方向的な流れを取り入れようというものです。また、利用者さんや家族の「ほんね」つかむために利用者さんや家族との信頼関係を築くことが大切です。




ページ上へ